子どもたちが大好きなSuiSuiボード。
子どもたちに大人気の秘密はスーパーマンになったような気分になるからでしょうか。
目次
泣く子も黙るSuiSuiボード
春、新年度が始まり幼稚園には新しく入園する子どもたちが、たくさんやって来ます。
その子どもたちの多くは、お母さんと離れがたく、朝の玄関、靴箱のところでは、激しく泣き叫ぶ声、シクシクションボリする姿がしばらくの期間続きます。
幼稚園では、友だちや先生がいたり、たくさんのおもちゃがあったりして、次第に幼稚園生活というものに慣れていきます。
保育室から出て、外に行くにも、みんな揃ってとなるので、ここの行動スピードの差があると、一つのことを完了するにも、なかなかスムーズにはいかないものです。
入園から数日後、いつもならまだまだ保育室で過ごすのですが、気分を変えて幼稚園の楽しさを感じられるようにと、みんなでホールの運動遊びサーキットを楽し見に行きました。
いろいろな運動用具が、ホールいっぱいに広がり、子どもたちは年上の子どもたちがやっているのを見て、遊び方を知り、次々に試していきます。
そして、その中でSuiSuiボードにもチャレンジ。
すいすいボードにお腹をのせて、前に伸ばして床につけた手を引き寄せるようにしながら後ろへ伸ばすと、すいーっと体をのせたSuiSuiボードが前方に滑るように進みます。
これを何度も繰り返し、自由自在に足を使わず移動します。
真剣な顔で、SuiSuiボードから落ちないようにし、床をこぎます。
子どもたちは正直なものですね。
一度遊んだら病みつきになるようで、入園して毎朝泣いていた3歳児も、「明日もこれしたい!」と言って、翌朝は朝の準備もささっとすまし、はじめは先生と一緒に、慣れてくると友だちとふたりで、SuiSuiボードが出来るホールへと向かっていきます。
体幹をつくるSuiSuiボード
床の上をすいすいっと進んでいくときは、まるでスーパーマンになったかのよう気分です。
SuiSuiボードから落ちても高さは約6センチなので、子どもはへっちゃらです。
SuiSuiボードの真ん中にお腹をのせて、両手の平で床をこぐようにするだけで、飛ぶような感覚に
子どもたちは魅了されます。
「SuiSuiボードしたい!」と毎日リクエストの声が上がるのは、楽しいからこそ!
楽しければ自然に繰り返す。
繰り返すから、自然に全身を使って、さらに楽しくなる。
SuiSuiボードは、体をそらして遊ぶので、知らないうちに背筋が鍛えられるのです。
姿勢に必要な体幹の一つである背筋が、自然に鍛えられるので、いい姿勢をつくるのに役立ちます。
毎日すいすい SuiSuiボード
SuiSuiボードで遊ぶために、朝の準備も早くなり、少しでも長く遊びたい・・・
そんな前向きな気持ちで登園できるようになると、不安そうだった表情が、キリッと見えてきます。
そして、友だちと一緒に行動することで、笑顔がどんどん増えてきます。
ふたりで手をつないで階段を上り、ホールへとつづく廊下を朝の準備をしている年上の子どもたちの間を縫うように歩き、ホールに入るとSuiSuiボードをカゴから取り出し、すぐにお腹をすいすいボードにのせます。
前に進むことに自信が持てるようになれば、次は後ろへ、横へと、手をうまく使って進行方向を変えていきます。
そして、年上の様子を見て真似て、グルグルと回転をはじめます。
はじめは、壁などにぶつからないようにマットで安全確保をしていましたが、ストップが上手に出来るようになり、自分でスピード調節をしたり、進行方向を自由に変えたり、適度に休憩も取りながら、毎日少しの時間でも楽しんでいます。
体幹をつくるのは筋肉ですから、使わないと衰えてしまうというのが悲しいところですが、この毎日短時間でも体幹筋を使うことがとてもいい習慣となって、子どもたちが、楽しみながら、自然にいい姿勢づくりをしているということになっているのが、とても嬉しいことです。
楽しいあそびと体幹づくりを同時にできるSuiSuiボードを、たくさんの子どもに使って欲しいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。